2011.12.18 Sunday


空を見上げると、灰色の空。

いつもと同じに見えて、少しだけ重く、ひんやりと冷えた空気。

早朝、朝食と新しく年を迎える準備をしながら、大きな窓の外を眺めた。
「……雪が降るわね…。」


日に日に、ピリピリとした重たい気が漂う様になっていく。


この館の主から、住人から、笑顔が消えて行く………この感じ。

……私はこの感じを知っている。


前にも、こんな空気を感じた事があったわ…。

今はもう、リュシアンもエリーズも居なくなってしまったけれど。
きっと彼らにもわかるはず。。



貴方の仕業なの…?
……エグレッタ・サクラ…。


全ての人を魅了する美しさを持ちながら、寿命の短い、あの青いバラの様に。

主人の運命をも…美しく儚く彩ってしまうのね。



…細かい雪がパラパラと降り始めた。

何故か、去ってしまった人々を想って館が泣いている様な気がした。
By 家政婦・クローディア | Time : 19:12 | CM : 0 | TB : 0

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