2009.03.27 Friday


おやおや、あそこに見えるのは、フットマンのカミーユと、メイドのヘイリーだね。

こんなにひとけのない場所で二人きりなんて、ちょっと怪しいよねぇ・・・
たしか、エグレッタって、使用人同士の恋愛は禁止だったはずだけど・・

あのリュシアンが見つけたら、どうなることやら・・・

さあ、のぞいてみようか?





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ああ、まだかしら。
まだいらっしゃらないかしら?

こんなところで誰かに見つかってしまわないかしら?


ハウスメイドのヘイリーは、もう随分と前から、
バラ園のベンチの前で、立ったり座ったりを繰り返していた。

とっくに来てもいいはずの待ち人は、なかなか現れない。


仕事中に持ち場を離れることは、かなりのリスクをはらんでいた。

しかし、休憩時間や仕事が終わる夜では、他の使用人たちの目に付きやすい。

庭師のアレクを除いて、日中に人の出入りが少ないバラ園で会うことを提案したのは、カミーユであった。


こうして待っている間にも、愛しい人に会える嬉しさと、誰かに見つかってしまうのではないかという緊張が、どんどん高まっていく。

外に聞こえてしまうのではないかと思うほどの胸の鼓動に、ヘイリーは大きく深呼吸を繰り返した。


すると、近くの茂みが揺れ、背の高い人影がヌッと現れた。


『ごめん!!ヘイリー、遅くなって・・随分、待った?』


かなり急いで駆けてきたのだろう。
まだ息が荒い相手に、ヘイリーはニッコリと笑って首を横に振る。


「ううん。私は大丈夫。でも、カミーユさんは大丈夫だったの?」


その笑顔にカミーユはホッとしたような笑みを浮かべてから、肩をすくめてみせた。

『ああ・・今日は朝から大忙しだよ。』
「あら!ごめんなさい!!」

口元に手を当ててわびる相手の慌てた様子を、フットマンが微笑ましく見つめる。

『いや・・少しは息抜きをしないと・・』

「ええ。あんまり、働きすぎて、身体を壊さないでね」

『ああ、大丈夫だよ。
それにしても、今日のリュシアンはいつにもまして、ピリピリしていて・・やれやれ・・・』

大きな溜め息をついて肩を落とした相手を、ヘイリーが心配そうに覗き込んだ。

確かに、新しい主の出迎えの後から、リュシアンは最高潮に機嫌が悪い。

もともと、機嫌のよいときが想像し難い男なのだが・・・



「マルグリート様のことかしら?」

『それも、あるけど・・・
どちらかというと、マクシミリアン様のことかな。』

カミーユの確信をもった言い方に、ヘイリーが小首をかしげる。

「マクシミリアン様?」


屋敷へ到着したマックスを、執事の待つホールまで案内したカミーユは、初対面の二人の様子を思い出して苦笑した。


『ああ。あの二人は水と油だね。これから、大変だ・・』



・・・ウぉっほんッッ!!!!



突然、背後から聞こえてきた大きな咳ばらいに、カミーユとヘイリーは弾かれたように振り返る。

『リュ、リュシアン!?』
「リュシアンさん!?」


二人の視線の先には、眉間に深く皺を寄せた執事が音もなく佇んでいた。

ゆらめく威圧的なオーラは、不機嫌というより、もはや殺気に近い。



「・・・随分、暇そうですね、カミーユ。
私が言いつけた仕事は、そんなに簡単でしたっけ?」

『あ、いや・・・・』


リュシアンが言葉の端々に棘を潜ませ、静かに歩み寄ってくる。

気おされて言葉を濁すカミーユを鋭い瞳が捕らえたまま、隣のメイドへ厳しい指示が飛んだ。


「ヘイリー!クローディアがあなたのことを探していましたよ。すぐに持ち場に戻りなさい。」

「は、はいっ!!!失礼致します!」


上司の登場に萎縮したヘイリーは、慌てて返事をして、屋敷の方へと走り出す。

『あ、ヘイリー・・!!』
「待ちなさいッ!!カミーユ。」

慌ててヘイリーの後を追いかけようとしたカミーユを、瞬時に白い手袋が遮った。


顔を向ければ、不機嫌の最高潮をとっくに通り越したらしいリュシアンが、有無を言わせぬ雰囲気でこちらを睨んでいる。


「・・・貴方には、やってもらいことが山ほどあります!ついてきて下さい。」

『あ・・・はい・・。』


返事を待たずに踵を返したリュシアンに、カミーユは大きく溜め息をつくと、トボトボとその後ろをついて行く。


(仕事中に持ち場を離れたこと・・・リュシアンが怒るのも無理はないよなぁ。
マクシミリアン様のことでピリピリしているのに、なお更、機嫌を損ねてしまった。)




がっかりしたように肩を落としたフットマンが、前を歩く執事の本当の気持ちに気づくのは・・・・




いつのことやら。



By 幽霊・クリス | Time : 18:42 | CM : 0 | TB : 0
2009.03.26 Thursday


さーて、こっちは・・

へぇ、近侍(きんじ)のハリーとニコラだね。



あのハリーは、マックスが連れてきたみたいだ。

いい子そうにふるまってはいるけど、中身は相当、腹黒そうだよ。


ニコラは、わりとどん臭い感じ。

あの要領の悪さを見ていると、弟のアーサーを思い出すね。



どんな話をしているのやら・・・ちょっと、のぞいてみようか?



――――――――――――――――――


『あーあ、本当、ダルイよなぁ〜。
マルグリート様はかなりの金持ちだってきいてたから、
もっと華やかなところを想像してたのに・・・
なんだよ、この薄暗い館は!これじゃ、幽霊屋敷だよ!!』




イスの背を前にもたれかかったハリーは、盛大な溜息をついて大きく肩を落とした。


手にはシルバーを持っているが、全く仕事は進んでいない。


対照的に丁寧にシルバーウェアをふくニコラは、困った顔で相手を見下ろした。



「まあ・・そんなに悪いところでも、ないと思うけど・・」



遠慮がちな声に振り向いたハリーは、イスの背に片肘をついて、小馬鹿にした笑いを浮かべた。



『フン!キミはアレだろう?今まで、ド田舎の館にお仕えしてたって?』


「そんな・・ド田舎って・・・とてものどかで、いいところだったよ。」



穏やかに言葉を返すニコラを見て、ハリーは鼻を鳴らして高慢そうに腕を組んだ。


『ボクはね、君とは違って、超都会のハイソな館から来たんだ!!
ほら、この洗練された身のこなし、周囲の人を楽しませる軽快なトーク・・・見てればわかるだろ?』


自信満々に言い切る相手に、ニコラは小さく苦笑すると、
肯定とも否定ともつかないうなづきを返した。


「うーん・・・。」



ハッキリしない相手を一瞥して、ハリーは肩をすくめる。

手にしたスプーンを掲げると、うんざりしたように息を吐いた。


『マックス様が、どうしてもっていうから、来てみれば・・・
何で、このボクが、こんな古ぼけたシルバーなんか磨いてなきゃいけないのさ!!』

「まぁ・・これも仕事だし・・・。」



ニコラの遠慮がちな制止に聞く耳も持たず、
ハリーは勢いをつけて椅子から立ち上がると、声を荒げてまくしたてた。



『だいたいさ、何だよ、あのリュシアンとかいう執事!
エラそうにしちゃってさ!
ボクが可愛くふるまっているのに、愛想のカケラもありゃしない!
本当、ムカつくよ!』

きちんと仕事をこなすニコラに比べ、常に楽をしようとするハリーに対するリュシアンの評価は厳しい。


「リュシアンさんは、有能な執事だと思うけど・・。」



上司の悪口に居心地が悪そうなニコラを横目に、ハリーは立ち上がって対敵のマネをしてみせる。


『この間だってさ、ボクがお茶を淹れたら、一言、「フッ・・25点。」だってさ!あれ、何様のつもりだよ!
マックス様は、ボクの淹れたお茶は世界一だってホメてくれたのに!!』

「まあまあ・・そう怒らないで・・」


諭すように柔らかい言葉を返しながら、ニコラはハリーの放ったシルバーに手を伸ばした。

気のよいニコラは、ハリーから押し付けられた仕事にも、辛抱強く付き合っている。



『あ〜、腹立つ!!もう、こんな仕事じゃなくて、お客様のお相手とか、もっと華やかな仕事をくれよ〜!そしたら、本領発揮できるのに!』


乱暴にドスンとイスに座る相手をちらっと見ながらも、ニコラは仕事の手を止めない。

「そんな・・これだって、立派な仕事だよ。」



生真面目な言葉にムッとしたハリーは、急に立ち上がると、手にしたシルバーをニコラに押しつけた。

亜麻色がかった金髪の下の眉が、意地悪く吊りあがる。


『あ〜、そっ!だったら、後はキミが全部やっておいてよね!
ボクは色々と忙しいからさ!!ほら、しっかり磨いてよ!』

「ええ!?そんな・・・!!」

突然、顔へ飛んできたシルバークロスを、ニコラが慌ててキャッチする。

『ほら、早くッ!!』


たじろぐニコラに、ハリーがさらに詰め寄ったとき、背後から穏やかな声が聞こえてきた。


「何だか楽しそうな声が聞こえてきたのだけれど・・・
ハリー、ニコラ・・あなたたちだったのね。」


「あ!クローディアさん!!」『クローディアさん!!』



焦って向き直った二人に、家政婦はニッコリと微笑んだ。


(ほら・・・早く持って!!)

優しいニコラが、後ろ手でハリーにシルバーをコッソリ手渡す。


「シルバーを磨いてくれているのね。どうもありがとう。」



ハリーは慌てて渡されたシルバーを磨くふりをして、よそいきの笑顔で何度も頷いた。


『ええ!もう、ボク、こういう細々した仕事、大好きなんで!!』



クローディアは磨き終わったシルバーを棚にしまうと、悪戯っぽく目を細めて微笑む。



「あら、そうなの。だったら、これからも、ハリーにお願いすることにしましょう。」

『え・・・!?』


げ、と顔をしかめたハリーの様子を可笑しそうに見てから、クローディアは隣のニコラに微笑みかけた。



「ニコラの仕事は、本当に丁寧ね。

ハリーも座ってばかりじゃなくて、ニコラを見習ってちょうだいね。」


『チッ・・・バレてら・・。』


ハリーが横を向いたまま、小さく舌打ちしてぼやくのを、ニコラが慌てて肘でつついて制止した。



そんな二人のやり取りを知ってか知らずか、シルバーを棚にしまい終えた家政婦は、ふんわりと振り返った。


たっぷりとした黒いロングスカートが優雅に揺れる。


「さあ、二人とも、ちょっとお手伝いをしてちょうだい。」



「はい。」『は〜い。』




By 幽霊・クリス | Time : 16:08 | CM : 0 | TB : 0
2009.03.25 Wednesday


・・・おや、こっちは、侍女のミネットとコゼットの双子の姉妹の部屋みたいだね。


どちらも、マルグリートが人形のように可愛がっているみたいだけど・・・


どうやら、中身は人形のように純真ではないようだよ?


さて、のぞいてみようか・・・










エグレッタにそぐわない可愛らしいドレッサーや、華奢なランプテーブルが置かれた部屋は、
お気に入りの侍女のためにマルグリートがあつらえたものであった。

派手な家具が運び込まれることに、伝統を重んじる執事は、いい顔をしなかったが、
部屋全体をピンクのフリルが覆われるよりは、こちらの方がまだマシと妥協したようである。



ロココ調のテーブルの前でマニキュアを塗っているミネットは、
サロンチェアに座って、手鏡を一心に見つめているコゼットに、単調な相槌をうっていた。




「ねぇ、ミネット!この髪型、どうかしら?」

手鏡を覗き込んだコゼットが、カールのかかったハチミツ色の髪をかき上げてみせる。


ミネットはマニキュアを塗りながら、興味なさそうに返事を返した。


『いいんじゃないかしら。』


視線はネイルに落としたままである。

コゼットは、そんな相手の様子を気にする様子もなく、
今度は鏡を下から覗き込んでポーズをとった。


「もうちょっと、派手な方がマックス様の好みなのよねぇ・・」

『ええ、そうね。』


ミネットは相変わらず相手の話に無関心な様子で、手をひらいてネイルを眺めている。


コゼットは鏡を覗き込んだまま、目もとに手をやって小首を傾げた。

「このメイクも、もうちょっと派手にした方がいいのかしら?

でも、リュシアンさんは、あんまり派手な格好がお好きではないみたいだし・・」

『ええ、そうね』


立ち上がってクルクルと歩き回っていたコゼットが、鏡を覗き込んで、甘ったるい声で呟く。


「顔は完璧なのよねぇ〜♪本当、いつ見てもかわいい♪」

『ええ、そうね。』



コゼットは鏡を真正面で掲げると、上目使いに肩をすくめてフフと笑った。


「マックス様には、やっぱり、この角度よねぇ〜♪甘えた感じがお好きそうじゃない?」

『ええ、そうね。』


ミネットはネイルに息を吹きかけながら、抑揚のない返事を返す。


コゼットは再び鏡を覗き込み、首をかしげてニッコリと笑うと、いろいろな角度から笑顔をチェックした。


「リュシアンさんは、きっと、この角度ね♪

純真無垢な感じをアピールしておけば、オッケー♪」

『ええ、そう思うわ。』



「ハリーやニコラは若いから、きっと、この胸元に釘付けよね〜♪

もっと、大きく作ろうかしら?」

『いいんじゃないかしら。』


ミネットは指をのばして、ネイルを確認すると、
反対の指にマニキュアを塗り始めた。

姉の冷めた物言いも、コゼットには通用しないらしい。

今度はフリルの着いたスカートを指先で摘んで、軽やかにターンしてみせる。

「カミーユさんには若さとかわいさで勝負ね。

セルジュは・・・なんか、子供すぎて、物足りない感じなのよねぇ・・」

『ええ、そうね。』


ミネットはひたすら興味のない様子で、両手のネイルの出来栄えを確認した。


黒いベースコートの上には、小さなラインストーンが輝いている。

マルグリートの趣味で、双子はシンメトリーのドレスを着ているため、
コゼットの爪には、反対色のネイルアートが施されているはずであろう。


サロンチェアの周りを歩き回っていたコゼットは、何かを思いついたように立ち止まった。

黒い手鏡を抱きしめて、長い睫毛をパチパチとさせると、うっとりと首をふる。


「でも・・・全員から、せまられたら、どうしよう!!
選べないわ〜!」

『ええ、そうね。』


姉の素っ気のない返事に、ようやく気づいたコゼットは、怒ったように後ろを振り向く。

腰に手をあてると、ムッとしたように口を尖らせた。


「ちょっと、聞いてるの、ミネット!!!」

ネイルの出来を確かめたミネットは、立ち上がると、怒っている妹を冷静に一瞥した。

『もちろん、聞いてるわよ。

・・・さあ、そろそろ、広間へ戻りましょう。マルグリート様が心配するわ。私、先に行くわね。』


淡々と言葉を紡いだミネットが、くるりと踵を返して、廊下へと向かう。

コゼットは拗ねたように頬を膨らませると、ミネットの後姿を睨みつけた。


「もう!相変わらず、素っ気ないんだから!!


・・ちょっ、ちょっと、待ちなさいよ、ミネット〜!!」



By 幽霊・クリス | Time : 23:41 | CM : 0 | TB : 0
2009.03.24 Tuesday


「まったく・・・あの女ときたら・・」


エリーズはホール前の石畳をホウキで掃きながら、忌々しげに呟いた。

今回、マルグリートが連れて来た使用人の中に、
見知った顔が混じっていたのは驚きであった。

サルバドール男爵の秘書・パトリシア。


パティとエリーズは、はじめて会ったときから、そりが合わない。


自分のキャリアのために、男を利用する女への嫌悪感だけでなく、パティの自信に満ち溢れた態度や、
時折見せる獲物を狙うような視線の先にリュシアンがいることが、エリーズの神経を逆なでしていた。

もちろん、リュシアンはパティに何の関心もなく、
パティの狙いも、彼自身ではなく、そのバックグラウンドにあるのだが、エリーズがそれを知る由はない。



ドン!!!

「・・きゃ!」



背後からの突然の衝撃に、エリーズは小さく悲鳴を上げてよろめいた。

後ろを振り返ると、そこには件の美人秘書が艶やかに微笑んで立っている。


『あら・・そんなところに、いらしたの。

ごめんなさい。暗すぎて、よく見えなかったわ。』


ふふ、と余裕のある微笑を浮かべたパティを、エリーズがキッと睨みつける。



「わざとらしい・・・この能天気ラテン女が・・」



パティは相手の呟きを鼻で軽く笑うと、わざとらしく、腕を組んで、
エリーズを上から下までジロジロと眺めた。

『何かおっしゃったかしら?

・・・それにしても、その制服、喪服みたいで、あなたにとってもお似合いね。』


「パトリシアさんこそ、たいしてお若くないのに、

そんなに露出が激しくて、大丈夫かしら?」



パティの光沢のあるグレーのスーツは、全体的な束縛感とは対照的に、胸元にだけ大胆なカットが入っている。



『ご心配ありがとう。あなたとは違うから、大丈夫よ、エリーズ。』

あなたには真似できないでしょうから、と暗に言われた気がして、エリーズの表情が一層険しくなった。


しかし、エグレッタのメイド長として、ここで引き下がるわけにはいかない。


はらわたが煮えくり返る気持ちを抑え、エリーズは大げさな笑顔を作った。


「この度は、マクシミリアン様に乗り換え・・・

いえ、秘書、ご就任おめでとうございます。」



言葉の端々にトゲを含ませたエリーズの言葉に、パティは余裕たっぷりに頷く。



『そうね。これからは、こちらでお世話になるから、仲良くしましょうね、メイド長さん。

さあ、私は忙しいから、行くわね。

あなたは、お掃除の続きをしてちょうだい。』

くすり、と小馬鹿にしたような笑いを残し、パティは優雅に屋敷の方へ歩き出した。


その背中を睨みつけながら、エリーズは吐き捨てるように小さく呟く。

「フン・・!本当に嫌味な女!!」



すると・・・
それが聞こえたのか否か、去りかけたパティが振り向いて、ニッコリと微笑んだ。

『そうそう。後で私の部屋まで、お茶を運んでちょうだい、エリーズ。』


よろしくね。と、高慢な念押しを残して去ったパティの後姿を見送って、
メイド長はギリ・・とホウキの柄を握り締めた。


苛立ちがふつふつと止めどなく湧き上がってくる。



「雑巾の絞り汁でもいれてやろうかしら!!」




(あの女が何を企んでいようと・・・

エグレッタのメイド長の意地にかけてッ。

リュシアン様と、お屋敷の平穏は守ってみせます!!)
By 幽霊・クリス | Time : 23:26 | CM : 0 | TB : 0
2009.03.23 Monday


やあ!ボクのことは覚えていてくれてたかい?


ハウエル家の幽霊、クリスさ!



今日はここ、エグレッタ・サクラについて話そうか。


何だか、随分、辛気臭い館だろう?


それもそのはず、この館はハウエル家が所有する何百年も前から、ここに存在するんだ。


しかも、ここの主になったものは、死亡したり、
病気になったり、はたまた財産を失ったりと、
いつも短い期間で交代してるしね。


そんないわくつきの館ってわけ。


そして、今度の新しい当主は・・・



へぇ・・あれが、イザベルの娘、マルグリートねぇ・・・


高慢そうなところなんか、母親にそっくりだね。

それから、あっちは、恋人のマックスだっけ?


・・・一見、人当たりは良さそうだけど、
アレは一癖も二癖もありそうな感じ。



新当主も越してきたところで、
なんだか、一波乱ありそうな予感♪


フフ・・楽しくなりそうだな〜♪



ああ、そうだ。

ねぇ君、ボクと一緒に館内を探検してみない?



もしかして、面白い場面に出くわすかもよ?




ほら噂をすれば・・・・



By 幽霊・クリス | Time : 23:16 | CM : 0 | TB : 0
2009.03.17 Tuesday


やあ!ボクの名前はクリス


クリストファー・トーマス・ハウエル

若干14歳!

とは言っても
人としての時間が14年で止まってしまったってだけで
実際はキミよりずーっと長くこの世界にいる



そう、ボクはハウエル家に住まう幽霊



どんな姿をしているのかって?


ハウエル家が所有する全ての館には
ボクの肖像画が飾られているから
今度、こっそりのぞいてみるといい


その肖像画のおかげで
こうして、エグレッタ・サクラにも
遊びに来られるんだけど


ボクにとっては、肖像画はドアみたいなものなんだ


ルドロウ・キャッスル
エグレッタ・サクラ
ラ・レーヴ・デ・パピヨン・・・


この3つの館は先祖の遺志をしっかり継いで
ボクの肖像画を書斎に飾ってくれているからね
瞬時に移動が可能ってわけ


いつもは、たいていルドロウ・キャッスルで
過ごしているんだけれど・・


今回はエグレッタ・サクラが騒がしいみたいだね

面白そうだから、遊びに来ちゃったよ



ここの住人は皆、鈍くてさぁ・・
ボクの存在にちっとも気づきやしない!

ああ!唯一、家政婦のクローディアは
ボクの姿が見えるみたいだね


新しい当主・マルグリートを迎えて
どうなることやら・・・


楽しみだなぁ・・

By 幽霊・クリス | Time : 13:57 | CM : 0 | TB : 0

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