2011.12.17 Saturday


 「Damit ich Sie bewahre; schon…Es gibt nur diese Methode.」
(僕があの子を救うには、もう…この方法しかないというのに)


静かな廊下を早歩きで進む
マックス様の言葉が痛い
そう、あの方を救うにも、この方法しかない・・・



舞踏会を辞したことで
来客者は不思議がるだろうか?
いや、ただの余興と楽しんでいるに違いない

だが、もうお帰りいただく時間だろう
彼らにとっては、とても有意義な時間だったに違いない




ガラスに映る自分の顔
自分を生んだ親の顔など覚えてもいないが

「コンナニ ヨノナカヲ テキニマワス メヲシテイルノカ」

感情も何も込めない
呪いでも祈りでもない
ただ純粋な言葉


ゆっくりと目を閉じ
再び目をあける
いつもスヴェンに戻るため



「お客様がお帰りになります!ご準備を!」
By 従僕・スヴェン | Time : 00:16 | CM : 0 | TB : 0
2011.12.02 Friday


手元に握られた手紙
差出人はB.W
絶対にそんなことはありえないはずなのに
だが、現実に私の手が握り締めているそれは
確かに養父の筆跡・・・



このことをマックス様にもお伝えしなくてきなるまい
だが、パーティーまで日がない
お渡しするタイミングは重要だ



だが・・・本当にいれでいいのだろうか?



複雑に絡み合ったなにかが
我々を包み込んでいるとしたら?
もしそれが
我々の目的に、真っ向からぶつかる
障壁であったなら?



時間は・・・
時間はまだあるのだろうか?
By 従僕・スヴェン | Time : 00:17 | CM : 0 | TB : 0
2011.11.21 Monday


何故だ・・・
こんなことが・・・


この短い間に
次々と起こる出来事
まったくの偶然なのか
それとも、誰かによってもたらされた必然なのか

手にした古びた写真に写っている
笑顔の人々
そして、私宛の手紙・・・

もしこれが必然であるならば
誰かが過去の扉を開けようとしている・・・
誰かが・・・

少ない情報での判断は
霧の中をすすむ帆船と同じ危険がある
そこにあるのは・・・

新大陸か
洋上に浮かぶ氷山か

もし氷山であるならば、その正体は・・・誰だ?


「マックス様・・・」

シャルロッテ様もあの一件以来
部屋に閉じこもっておられるが
重要な調査は終わっていない
進まぬ計画・・・・・



犠牲は覚悟の上
その覚悟をもってマックス様は受け入れられてきた

そう・・・私の策を
あなたは全面的に私を信用してくださった

だからこそ・・・



「落ち着け・・・スヴェン・ライヒアルト・カシュニッツ」


あの兄妹は
全身全霊をもって私がお守りする
わが身に何があろうと
必ずや!
By 従僕・スヴェン | Time : 02:28 | CM : 0 | TB : 0
2011.11.06 Sunday
 

エグレッタ・サクラ・・・
この城がついにマックス様のものとなった
そして妹君であらせられる
シャルロッテ様を迎える事ができた。

ここまでの道は、決して平坦なものではなかったが
一つの節目を迎えることができた事は
素直に喜ぶべきだと思う

マックス様が私を家令に任じてからは
あの男の動きも目立たなくなった
これも良いことだが、油断は禁物であろう





全ての計画は確実に、そして着実に
一つ一つ達成していかなければならない





全てが終わり・・・成就の暁には・・・・
この城は、私達を・・・






私達の安住の地として

迎えてくれるのだろうか?






いや、そうなるようにするのが
私の役目

あの方の名前と共に
手に入れてみせる
By 従僕・スヴェン | Time : 00:51 | CM : 0 | TB : 0
2011.02.09 Wednesday

photo by:PureFocus(photost.jp)


エグレッタ・サクラを手に入れ・・・
シャルロッテ様をお招きできた・・・


私達の計画はひとつの節目を迎えた。


それなのにマックス様は、いつものお戯れであろうか?
パピヨンのミシェル嬢との連絡が増えてきている。
破談したご令嬢に関わるなど
感情の暴風雨にさらされるようなものなのに・・・

しかし・・・
ミシェル嬢とはどんなお人なのだろうか?
マックス様が興味を示される何をもっているのだろうか?


疑問の数だけ不安が過ぎる
私達はヴェルニエ家当主とも
相手をしなくてはならないのですよ?

マックス様・・・



胸騒ぎを抑える間もなく
エグレッタ・サクラにもたらされた
3通の招待状

発送元はどれも同じ

ただ、3通の内2通はパピヨンの執事、アルマン殿からのもの
マックス様に対する招待状だ。

何故2通同じ内容が送られてきたのかは
定かではない



そして、残る1通はミシェル嬢のサインが入った招待状
こればかりは私が勝手にあけるわけにはいかない。




理由なき不安に襲われる




Eine Schwalbe macht noch keinen Sommer!
(一羽の燕が夏をもたらすのではない)

何かを本当だと証明するには、多くの証拠が必要だ・・・・

By 従僕・スヴェン | Time : 16:00 | CM : 0 | TB : 0
2010.03.05 Friday


リュシアンさんがこの屋敷からいなくなってから
その役目は私が引き継ぎました。

いや・・・
当初からその予定だったので
私にはなんの不安もありません。

今は傷心の彼が
少しでも自分を取り戻し
新たな幸せのために尽くしてくれることを
願って止みません。


きっとマックス様も同じ気持ちのはずです。


さて・・・
既に第二楽章は始まっています。
着実に進む準備


しかし、まだ完全には程遠い
なぜ、マックス様はこうも急がれるのか?
リリィー・テイラーでなにか御ありになったのか?


小さきナイトに守られし姫君??
恐らく噂に聞くあの屋敷の事と思いますが・・・
まさか、シャルロッテ様とハリーを被らせたのか?

いや・・・
マックス様に限ってそんな事は・・・



ふ・・・
あの方の話なると、いささか考えすぎのようです。
私は、私のやるべきことを
ただ、それだけです。
By 従僕・スヴェン | Time : 23:10 | CM : 0 | TB : 0
2010.01.26 Tuesday


パティシエールのアリーヌさんが
来られてからというもの
とても仕事が捗るようになりました。


この館の住人は
各人それぞれ特徴のある人物ばかり・・・
その方たちをわけ隔てなく
幸せに出来る・・・
そんな技術をもっている事に
素直に関心させられます。


そして、マックス様のお心使い
感謝の述べようもありません。


私に動けるきっかけを
与えてくださったのですから
その期待に答えんが為
邁進したいと思います。


そろそろ・・・
お迎えの準備を始めるとしましょう・・・
By 従僕・スヴェン | Time : 22:37 | CM : 0 | TB : 0
2010.01.07 Thursday


不思議な事もあるものだ・・・


突然ピンク色に染まった薔薇園
屋敷中の者がその技術に驚愕する

アレクの様子を見れば
何が起きたのかは、すぐにわかる
しかし・・・マックス様もお人が悪い

また、新しいゲームでも考えつかれたのだろうか?

最近のマックス様は
時折塞ぎ込んでいる素振りをお見せになる。
計算し尽したと思っていても
現実はなかなかに難しいということですね。


しかし・・・想いは植物ですら伝わるというのに
言葉にできる人間同士は、それが難しいとは・・・
伝わるからこそ・・・ですか。


ならば私は・・・・


今は雌伏の時
私は私なりの、やるべき事を・・・



By 従僕・スヴェン | Time : 15:16 | CM : 0 | TB : 0
2009.12.22 Tuesday


まだ夜も早いというのに、
屋敷は静かに時を刻んでいる。
残念ながら、私には
まだ安息という幸せを感受する状態にはない。


屋敷のすべてを仕切っていたリュシアンさんが
部屋に篭もってから、随分と時が経った。
初めの内こそ、屋敷は混乱し
統率という言葉を見つけるのに、苦労する有様だったが
今ではそれも落ち着いた。


屋敷付の使用人のメリット・・・という訳か。


少なくとも・・・
マックス様がお屋敷を完全に掌握するに
使用人など、私とハリーがいれば十分なのだが
そろそろ、次の段階へと進めるべきだろう。


慌てず、少しずつ・・・
創造は新たな幸福への
近道ですよ。
By 従僕・スヴェン | Time : 05:00 | CM : 0 | TB : 0
2009.10.23 Friday


責任と罪の意識。

そんなものは、はるか昔に捨てたと思っていた

しかし、我が主たるマクシミリアン様の
お心を乱してしまった事が
幾万の刃となって、私に降り注ぐ・・・


計画の上に座り込んでいたのは
私自身ではなかったのか

今回の伯爵からもたらされた
マルグリート様の手紙は
私達の予定にはなかったはずだ


なにより、マクシミリアン様へ恥をかかせてしまった事実―

これは拭い去れるものではない。



私も焼きが回ったのか?


いえ・・まだですよ。


マックス様に殴られた傷跡
その傷を爪で広げる

にじみ出る血を指でふき取り
自らの手帳へ押し付ける



私の新たな誓いと共に・・・・・


By 従僕・スヴェン | Time : 22:21 | CM : 0 | TB : 0

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