2011.12.15 Thursday
 

その夜は素敵な満月

彼と私を照らしていた



もう何日経ったのかしら

私たちは、何処を目指して歩いているのかしら



どこだっていい

あの場所じゃなければ
どこだって



また離れ離れになってしまったのね

ハリーとヴェラと
スヴェンと

お兄様

また会えなくなってしまったのね



今はもう

だいきらいな人たちに
By シャルロッテ | Time : 12:13 | CM : 0 | TB : 0
2011.12.10 Saturday
 

視界の端

唖然とするお兄様の姿が見えたけれど
振り向かなかった



ずっといっしょにいるって

私のことを愛してるって



愛しているなら、キスをして

妹なんかじゃない私に
キスをして



思い出せない

でも私は今



嘘つきなお兄様が
だいきらい



嘘だったのね

やっぱり
私を騙していたのね






これは罰

そうよ、罰よ



私を想って
苦しむといいんだわ
By シャルロッテ | Time : 04:03 | CM : 0 | TB : 0
2011.11.29 Tuesday
 

「シャルロッテ… 僕だよ」

バルコニーから優しい声が聴こえた

「約束通り、会いに来たよ」

差し出される手を取った



ノアといっしょにいると
私もとても優しい気持ちになるの

ノアと話をしていると
ずっとしゃべっていたいって思うの

ノアが話をしてくれたことは
私も見たいって思うの

ノアが話してくれる
エグレッタ・サクラの外の世界



それはとても素晴らしく見えた



時間を忘れて、いろいろなことを話した

ノアがもう行かなきゃ、と言うと、
約束をした



また、会いに来てくれるわよね?



ノアは優しい笑顔で
うなずいてくれた



ノア…

あなたは会いに来てくれる

約束を守ってくれる



それなのに



会いに来てくれるって言ったのに

お兄様は

By シャルロッテ | Time : 03:07 | CM : 0 | TB : 0
2011.11.18 Friday


怖い夢を見たの

暗くて、怖くて、

呼ぶのに、名前を呼ぶのに、
何故、助けに来てくれないの?



また同じ朝だった

ヴェラが朝食を運んでくるけれど
食べたくなかった

昼にはハリーが部屋に来て
花瓶の水を取り換えていたけれど
切なくなる顔をしていた

私を見て、優しい顔をするのに、
悲しい顔に見えた

しきりに首元に手をやっていた

その後は、他の人間は来なかった



ヴェラじゃない
ハリーじゃない

私が待っているのは



お兄様はどこにいるの

いつ会いに来てくれるの



私を
一人ぼっちにしないで






同じ朝だった

ここから出られないのなら
私は永遠に同じ朝を繰り返す
By シャルロッテ | Time : 00:17 | CM : 0 | TB : 0
2011.11.04 Friday


 優しいお兄様の掌

その手を取ると、とてもあたたかい

お兄様が私にくれたもの
青い薔薇、鳥籠、部屋の鍵

すべて輝いて見えるの

そして
私の顔が笑顔になると、お兄様もそうしてくれる




夢じゃない

暗くて怖い
あの夢じゃない

あの夢以外の夢は
もう夢じゃない

もうひとりじゃない

だって…

でも、
考えるのも嫌になるくらい、眠い

明日の朝、目を覚まして
お兄様があの優しい笑顔で私に「おはよう」と微笑んでくれるなら
これは夢じゃないのね



でも



夢の中で
あの小鳥が死んでいたのは、何故?
By シャルロッテ | Time : 08:13 | CM : 0 | TB : 0

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